1970年代に活躍した洋楽のアーティストです。1970年代は、60年代のサイケデリック・ロックやカウンターカルチャーの「芽吹き」が「開花」し、ハードロック、プログレッシブロック、ニューソウル、ファンク、ディスコなど多様なジャンルが花開き、ロックの深化とダンスミュージックの隆盛が特徴です。ベトナム戦争などの社会情勢が背景にあり、ロックはより複雑・哲学的になり、一方ディスコは人々を解放し、ヒップホップの萌芽も見られ、「多様化」と「洗練」が進んだ時代でした。ハードロック、プログレッシブロック、ポップス、ソウル、ディスコなど、多様なジャンルの洋楽アーティスト(バンド含む)が活躍した黄金時代です

ミュージシャン(バンド含む)ジャンル解説
ABBA(アバ)ポップス、ディスコ「ダンシング・クイーン」など、世界的なポップグループとして大成功を収めた。
カーペンターズ(Carpenters)ポップス
「遙かなる影」など、美しいハーモニーで世界中を魅了した。
オリビア・ニュートン=ジョン (Olivia Newton-John)ポップ、カントリー英国・オーストラリア出身の歌手で、70年代にポップとカントリーの両ジャンルで成功を収めた。
スティーヴィー・ワンダー (Stevie Wonder)ソウル、R&B、ポップス70年代に「迷信 (Superstition)」など革新的なサウンドを次々と発表し、天才的な才能を発揮しました。
キャロル・キング (Carole King)AOR、ソフトロック1971年のアルバム『つづれおり (Tapestry)』は歴史的な大ヒットを記録し、女性シンガーソングライターの時代の礎を築いた。
クイーン (Queen)ロック「ボヘミアン・ラプソディ」など、オペラティックで独創的な音楽スタイルと、フレディ・マーキュリーの圧倒的なパフォーマンスで世界的な人気を博した。
ジョニ・ミッチェル (Joni Mitchell)フォーク、AOR内省的な歌詞と複雑なメロディで知られる。アルバム『ブルー (Blue)』(1971年)は高く評価されている。
エアロスミス (Aerosmith)ハードロック、グラムメタル「ウォーク・ディス・ウェイ」など、不良っぽさを持ったアメリカン・ロックバンドとして人気でした。
Led Zeppelin (レッド・ツェッペリン)ハードロック、ブルースロック70年代を代表する三大ハードロックバンドの一つ。圧倒的な演奏力とカリスマ性で世界的な人気を博しました。
The Rolling Stones (ローリング・ストーンズ)ロック、ブルースロック60年代から活動し、「世界最高のロックン・ロール・バンド」として70年代も精力的に活動しました。
カーリー・サイモン (Carly Simon)ソフトロック、ポップソウルフルな歌声と知的な歌詞が特徴。「うつろな愛 (You’re So Vain)」などのヒット曲で知られる。
リンダ・ロンシュタット (Linda Ronstadt)ロック、カントリー、ポップ多様なジャンルを歌いこなす圧倒的な歌唱力で、70年代で最も成功した女性アーティストの一人。
ダイアナ・ロス (Diana Ross)ソウル、ポップ、ディスコシュープリームス脱退後、ソロアーティストとして成功を収め、数々のヒット曲を飛ばした。
Paul McCartney & Wings (ポール・マッカートニー&ウイングス)ロック、ポップスビートルズ解散後、ポールが結成したバンド。「バンド・オン・ザ・ラン」が大ヒットしました
Jackson 5 (ジャクソン・ファイヴ)ソウル、ポップス、R&Bマイケル・ジャクソンを中心とした兄弟グループ。「I want you back」「I’ll Be There」など多くのヒット曲を飛ばしました。
Santana (サンタナ)ラテンロック、ブルースロック独特のギターサウンドとラテンのリズムを融合させた音楽が特徴です。代表曲「The Game of Love」
ベット・ミドラー (Bette Midler)ポップ、ショー・ミュージック歌手だけでなく女優としても活躍。エネルギッシュなステージパフォーマンスが魅力で、「ブギー・ウギ・バグル・ボーイ」「The Rose」などがヒット。