2000年代の洋楽シーンは、インターネットとデジタル技術の急速な普及という大きな背景のもと、多様なジャンルが混在し、音楽との向き合い方そのものが変化した時代でした。特定の巨大なムーブメント(例えば90年代のグランジのような)は生まれなかったものの、様々なジャンルが並立・融合しました。 90年代から続くヒップホップとR&Bの人気はさらに拡大し、メインストリームのチャートを席巻しました。カニエ・ウェストの「Stronger」(ダフト・パンクをサンプリング)のように、エレクトロニック・ミュージックの要素を取り入れた楽曲も登場しました。
| ミュージシャン(バンド含む) | ジャンル | 解説 |
|---|---|---|
| ビヨンセ (Beyoncé) | R&B、ポップ | デスティニーズ・チャイルド解散後、ソロアーティストとして大成功。圧倒的な歌唱力とパフォーマンスでトップスターに。 |
| マルーン5 (Maroon 5) | ポップ・ロック | 「This Love」などのヒット曲で知られる。キャッチーなメロディとファンキーなサウンドが特徴。 |
| アヴリル・ラヴィーン (Avril Lavigne) | ポップ・パンク | カナダ出身の女性シンガー。「スケーター・ガール」的なファッションと反抗的な歌詞で人気を集めた。 |
| コールドプレイ (Coldplay) | オルタナティヴ・ロック | 美しいメロディと内省的な歌詞で人気を確立。スタジアム級のロックバンドとして世界的に支持された。 |
| アッシャー (Usher) | R&B、ポップ | 2004年のアルバム『Confessions』が大ヒット。洗練されたR&Bサウンドとダンスで人気を博した。 |
| ノラ・ジョーンズ (Norah Jones) | ジャズ、フォーク | 2002年のデビューアルバム『Come Away with Me』が世界的ヒットを記録。癒し系の歌声が人気を呼んだ。 |
| レディオヘッド (Radiohead) | オルタナティヴ・ロック | 常に進化し続ける音楽性で高い評価を獲得。特にアルバム『Kid A』は2000年代の重要作品とされる。 |
| ブラック・アイド・ピーズ (The Black Eyed Peas) | ヒップホップ、ポップ | 「Where Is The Love?」などのメッセージ性の強い曲や、ダンスチューンで世界的な人気グループとなった。 |
| ジャスティン・ティンバーレイク (Justin Timberlake) | ポップ、R&B | *NSYNC解散後、ソロアーティストとして成功。マイケル・ジャクソンを彷彿とさせるダンスと歌唱力で人気に。 |
| ケイティ・ペリー (Katy Perry) | ポップ | 「I Kissed a Girl」でブレイク。カラフルでポップな世界観とキャッチーな楽曲で知られる。 |
| ジェイソン・ムラーズ (Jason Mraz) | ポップ、アコースティック、ソウル | アコースティックギターを抱えた吟遊詩人とも呼ばれ、ソウルやファンク、レゲエなどの要素を取り入れた、心地よいサウンドが特徴です。親しみやすいメロディと前向きな歌詞で、世界中のファンを魅了しました。「アイム・ユアーズ」は、Spotifyで14億回を突破する大ヒットとなり、彼の代表曲となっています。 |
| マイケル・ブーブレ (Michael Bublé) | ジャズ、ポップ、アダルト・コンテンポラリー | カナダ出身の歌手で、フランク・シナトラなどの偉大なジャズ・ヴォーカリストの影響を強く受けています。甘く魅力的な歌声で、クラシックなジャズ・スタンダードやオリジナル曲を歌い上げ、世界的な人気を博しました。2005年のアルバム『イッツ・タイム』や、2009年の『クレイジー・ラヴ』などが大ヒットしました。 |
| ケリー・クラークソン(Kelly Clarkson) | ポップ・ロック | 『アメリカン・アイドル』初代優勝者。「Since U Been Gone」など、パワフルなボーカルとポップ・ロック・サウンドで人気を博した。 |
| レディー・ガガ(Lady Gaga) | ポップ, ダンス | 2000年代後半に「Just Dance」でデビューし、瞬く間にポップ界の頂点へ。「Poker Face」などのヒット曲と共に、その前衛的なファッションとパフォーマンスで時代のアイコンとなった。 |
| シュガベイブス(Sugababes) | ポップ, R&B | イギリスで最も成功した女性グループの一つ。メンバーチェンジを繰り返しながらも、2000年代に多数のヒット曲を生み出した。代表曲「Push the Button」 |
| ダフィー(Duffy) | ソウル, ブルー・アイド・ソウル | 2000年代後半に登場したイギリス出身のシンガー。エイミー・ワインハウスらと同様、60年代ソウルを彷彿とさせるサウンドで人気を博し、「Mercy」が大ヒットした。 |
| ダニエル・パウター(Daniel Powter) | ポップ、ピアノ・ロック | 代表曲「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」(”Bad Day”)は、2005年から2006年にかけて世界的な大ヒットを記録しました。 |
