結婚式では披露宴にばかり考えが偏りがちですが ふたりが永遠の愛を誓い合う挙式もかなり大事です 挙式といっても様々な様式がありますが今回はそんな挙式の特徴と音楽についてご紹介したいと思います ぜひ参考にしてください

和装で厳か”神前結婚式”

神前結婚式は神様に夫婦の誓いを立てるもの 日本古来の神様は国生みの神『イザナギ』と『イザナミ』でそこから生まれた『アマテラス(天照大御神)』をはじめ様々な八百万(やおろず)の神々に誓いを立てます 古くからの伝統を重んじた挙式スタイルです

神前結婚式は付近の神社で行い披露宴はホテル・ハウス・レストランなどパーティー会場に移動するパターンが多いようです 


神前結婚式の音楽

神前結婚式では主に雅楽(ががく)と呼ばれる音楽を流します 飛鳥時代・平安時代に完成されたものです 式中は『越天楽(えてんらく)』や『想夫恋(そうふれん)』という曲が使われ シーン的には『誓杯の儀(せいはいのぎ)』や『玉串奉奠(たまぐしほうてん)』で使われることが多くあります 

真白なウエディングドレスで”キリスト教式”

キリスト教結婚式は神であるイエス・キリストに誓いを立てます キリスト教の宗派ではカトリックとプロテスタントがあり前者は信者のみがミサを行っている教会で 後者は牧師が行う比較的自由な宗派です 大多数の結婚式場はプロテスタントなので信者でなければできないということもありません 誰でも行えるセレモニー的な要素が高いのが特徴 またチャペルが併設されていると会場の移動にも便利です


キリスト教式の音楽

キリスト教式(宗派はプロテスタントの場合)では牧師・オルガニスト・聖歌隊で構成された生演奏のスタイルになります 式中はクラシック音楽の『結婚行進曲』を入場や退場で演奏したり 讃美歌312番『いつくしみ深き』 430番『妹背を契る』などを聖歌隊が歌います

自由なスタイル”人前式”

人前結婚式は当日参加していただく親族や友人達に夫婦の誓いを立てます ゲスト全員が結婚の証人というわけです ガーデンがあるレストラン会場や披露宴会場でパーティーの前に行うことが多く ”厳か”よりもアットホームな挙式スタイルを好む方に向いています


人前結婚式の音楽

人前結婚式では音響オペレーターが付いてCD音源を流します 基本的に音楽は自由ですがあまりポップな曲はNG! やはり結婚式なので綺麗で透明感のあるヒーリング調の曲がおすすめです ヒーリング・ヴォーカル/アコースティックギター/ストリングス/ピアノ曲などセレクトすると誓っている雰囲気が出ると思います 人前式の曲についてはまた別記事で紹介します

まとめ

和装で凛とした厳かな雰囲気の中 日本の良き風習を取り入れたい方は神前式  ウエディングドレス姿で両親とバージンロードを歩きたい新婦さんは教会式  自分たちの個性を出しながら友人や親族 一人一人に誓いの証人になってほしいと思う新郎新婦さんは人前式  それぞれ何を大切にしたいのか考えると自分たちの挙式スタイルが見えてくると思います